当院の治療方針
心療内科、精神科での治療は心理療法・精神療法と薬物療法がふたつの柱となります。
それぞれにいくつかの方法があり、それを組み合わせて最も適切な治療を探します。
何が最も適切かは病気の診断だけでは決まりません。
病気の重さや時期、患者さんを取り巻く環境、患者さんの年齢、性別、性格などでも変わります。
患者さん本人の治療への意欲も関わってきます。
治療にかけられる時間や費用も関係しています。
同じ患者さんに対しても、治療が進むにつれて方法の種類や重点が変わることがあります。
初めは薬物療法を中心にし、それから心理療法・精神療法に重点が移ることもあるし、逆に臨床心理士のカウンセリングを進めてゆく中で薬物療法の必要が出てくることもあります。
当院では、ひとりひとりの患者さんにとって今どのような治療法を組み合わせるのが一番よいかを、患者さん本人といっしょによく考えて決めるように心がけています。