栃木県宇都宮市の心療内科・精神科 うつ病 不安障害 適応障害 心身症 身体表現性障害の治療などをおこなっています

栃木県宇都宮市駅前通り1-1-9 駅前通り第一ビル2F 宇都宮駅より徒歩4分

tel:028-625-2255


 

不安障害の治療

不安障害(パニック障害・社会不安障害・全般性不安障害)とは

何か難しいことが控えているとき、あるいは何が起こるか分からないとき、人は不安になるようにできています。

イメージ不安になると気持ちが張り詰め、いらいらし、身体的にも呼吸や脈拍が速くなり、汗をかき、口が渇くなどの変化が生じます。
これは交感神経が興奮した状態で、本能的な戦闘準備状態なのです。
この不安が理由もなく起こったり、不釣合いに激しく起こったりするために、強い苦痛を生むのが不安障害と呼ばれる病気です。

不安障害は不安の起こり方でいくつかに分かれます。

突然起こる激しい不安の発作(パニック発作)が繰り返されるのをパニック障害といいます。
発作だけでなく、発作が起こるのではないかと不安や、発作が起こりそうな場所や状況への不安も生まれ、さらにうつ病も重なってくることがあります。

大勢の人が見ている前で話をしたり、食事をしたり、字を書いたりすることがとても怖いのが社会不安障害です。
社会とは社会全体のことではなくて、人との付き合いのことです。最近では英語名(social anxiety disorder)を略してSADとも言います。

ささいなことが何でも不安で仕事や日常生活が手につかないのが、全般性不安障害です。
全般性とは「何でも」と言うことですが、単なる心配性の域を超えているものを病気と考えます。これも英語名(generalized anxiety disorder)を略してGADとも言います。

 

不安障害(パニック障害・社会不安障害・全般性不安障害)の治療

診療内容イメージ不安障害の治療ではまず何が不安なのかよくお話をお聞きする支持的精神療法が基本です。

その上で、パニック障害にはSSRIまたは抗不安薬による薬物療法で発作を起こらなくすることをお勧めしています。
どちらの種類の薬を使うかは患者さんごとに異なります。
発作の起こり方にもよりますので、よくご相談ください。
さらに発作が起こるのではないかという不安への対処の仕方を話し合います。

パニック障害は認知行動療法的な助言がかなり有効な病気です。
うまくいけば、薬物なしでも発作が起こらなくなります。SADとGADはそのまま支持的精神療法だけを続けることもありますし、薬物療法を試すこともあります。
SADでは認知行動療法的な助言が有効なこともあります。